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チンチロリンとは、サイコロ3つをどんぶりなどに投げ入れ、出た目で勝負するゲームです。 サイコロをどんぶりに入れると「チンチロリン」といういい音がするところからきたネーミングと思います。 |
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<ルール> ○最初に親を決め、順番に親を回します。親が負けない限り親は続きます。 ○まず、子が張ります。「張る」というのは、「チップを出す」ということです。 チップの出し方、一枚のチップの額などはあらかじめ決めておきます。 私たちが遊んでいたころは、チップは1枚~3枚、あるいは1枚~5枚まで出せることにしていました。 (チップには碁石が最適でした。) ○全員の子が張り終わったら、親がサイコロを振ります。 ○3個のサイコロを同時振り、サイコロ3個のうち2個の目が一致したとき、残りの1個の目を「出目」(デメ)といいます。 例えば、225なら出目は「5」、535なら出目は「3」です。 また、3個の目が全部そろったら出目は「ゾロ目」といいます。 さらに3個の目が「123」、「456」(3つの目の順番は任意)となった場合は、それぞれ「ヒフミ」「シゴロ」といいます。 ○3回振っても「目」が出なかった場合は「目なし」です。 ○サイコロがどんぶりから出てしまった場合は「しょんべん」となり、目なしとなります。 ○親の出目が「1」「123」「しょんべん」「目なし」の場合は無条件で親の負け。 ○親の出目が「6」「456」「ゾロ目」の場合は無条件で親の勝ち。 ○サイコロは3回まで振ることが出来ますが、目が出たら、その目で確定します。 ○親の出目が「2」「3」「4」「5」の場合、子がサイコロを振り、親vs子の勝負になります。 ○子の人数が多くなっても勝負は親vs子の1対1の勝負です。また、子vs子にはなりません。 |
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<勝負とチップのやり取り> ○出目の数字が大きい方が勝ちです。勝った方がチップの額の1倍を受け取ります。 ○出目の数字が同じ場合は「分け」で、勝負なしですが、張ったチップは親のものになります。 ○「ゾロ目」は、最強で、勝った方がチップの額の3倍を受け取ります。(「111」ときは5倍) ○「目なし」「しょんべん」は、負けです。勝った方が張ったチップの1倍を受け取ります。 ○「123」は、負けです。勝った方が張ったチップの2倍を受け取ります。 ○「456」は、勝ちです。勝った方が張ったチップの2倍を受け取ります。 |
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<1回サイコロを振った時の出目の確率> | ||||
出目の種類 | 計算式 | 場合の数 | 出目の確率 | |
○ゾロ目 | 6 | 6 | 6/216 | |
○「456」 | 3×2×1=6 | 6 | 6/216 | |
○「123」 | 3×2×1=6 | 6 | 6/216 | |
○「1」~「6」 | (6×1×5)×3=90 | 90 | 90/216 | |
○目なし | (6×5×4)-12=108 | 108 | 108/216 | |
合計 | 216 | 216/216 | ||
<最大3回振った時の出目の確率> | ||||
場合の数 | ||||
出目の種類 | 1回目 | 2回目 | 3回目 | |
○ゾロ目 | 6 | |||
○「456」 | 6 | |||
○「123」 | 6 | |||
○「1」または「6」 | 30 | |||
○「2」~「5」 | 60 | |||
○目なし | 108 | |||
【親のメリット・デメリット】
○親の出目が「6」「456」「1~6のぞろ目」なら無条件の勝ち(親の総取り)
○親の出目が「1」「123」「しょんべん」「目なし」の場合は無条件の負け(親の総払い)
カイジのルールでは親の出目に関わらず、子が賽を振れましたが
本来のルールでは親が強い目を出せば子は賽を振ることは出来ません
【ゲームの性質】
ここまでの説明で気づくのが、サイコロの目で勝負するという性質上
実力などが入り込む余地はなく、運が左右するゲームです
大事なのは目が出る確率を理解することです
また、親の方が総取りなどがある以上、期待値的には有利なので
子の時には大きく張らずにチップを温存し
親の時に目が高くなることを期待しつつ、子の時の負けの払いや
「1」等の負けの総払いに備えるというのが基本になります
カイジのルールでは親の無条件の勝ちが無い為
親がどんなに高い目を出しても子の側にもワンチャンは残りますが
基本的に立ち回りは同じになると思います
【各「目」の出る確率】
計算は省きます
賽を1回投げた時の確立は以下の通り
ピンゾロ |
1/216(0,46%) |
各種ゾロ |
5/216(2,31%) |
四五六 |
6/216(2,78%) |
一~六 |
15/216(6,94%) |
一二三 |
6/216(2,78%) |
メナシ |
108/216(50,0%) |
ここで注意したいのは、目が出ない確立が50%ですが
賽は3回投げるので目なしになる確率は実質12,5%
87,5%の確立で目は出る、ということです
もちろんしょんべんの危険もあるので、実際にはこの数字より目なしになる確立は上がります
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開始:2011年9月29日
最終更新:2011年9月29日