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カバン型に収まる入れ方

まず、左のような3つのピースでできる形を「カバン型」と呼ぶことにします。
("15S"というのは、3つのピースNo.1, 5, S を列挙したものです。)
この「カバン型」は長方形、正方形に収まりがいいので、よく登場します。
そこで、「特殊なパターン」で、この「カバン型」を含んだものを考えます。
「特殊なパターン」は、A, B, C, D, Eの5つあります。

特殊なパターンAに入るカバン型

矩形の中にできるだけ多くのカバン型を含んだパターンAをA_bagと呼ぶことにします。
まず、パターンAにカバン型は最大いくつ含めることができるか考察します。
パターンAは、矩形R6が3つ。R6のカバン型以外部分の形状(黒枠)は下の1通りだけです。

黒枠3つが同時に存在できるかどうか、HEX.EXEで調べると、左のように解は0。
要するに、同じ黒枠を3つ作ることはできないことがわかります。

それでは、黒枠2つならどうでしょうか?左のように解は8つ。
しかし、左右交換しても同じなので、実際には4つ。

これに「カバン型」2つが加わると、全部で解は13,936個。
しかし、黒枠2つは交換可能、カバン型2つも交換可能、さらにカバン型はぞれぞれ単独で左右対称なので、実際には、13,936÷2÷2÷2÷2=871個。


この871個の内訳を、考察してみます。
まず、黒枠は4通りで、実際のピースの組み合わせは、下記の通りです。

この黒枠4通りのうちの1番目、[9EI,26B]について考えます。
このとき作ることができる「カバン型」は何通りあるかHEX.EXEを使って調べます。
黒枠に使ったパーツNo.9,E,I,2,6,B及びZを除いた28ピースで考えます。結果は下記の29通り。


開始:2014年7月23日
最終更新:2014年7月25日