1941年、イングランドのロンドンで生まれ。16歳で学校を卒業して職を転々としていたが、奨学金を得てロイヤル・エアクラフト・エスタブリッシュメントの工業専門学校で5年間、電気工学、電子工学、機械工学を学んだ。 いくつかの企業で設計技術者として働き、1977年、仕事の傍ら書き上げたハードSF『星を継ぐもの』(Inherit the Stars)でデビュー。1979年、作家専業となり、フロリダ州オーランドに移住した。 ハードSFの巨匠として、日本では3度にわたって星雲賞を受賞したほどの人気を誇る。2010年7月、69歳で死去。 |
◆「ガニメアン」シリーズ
o 1978年04月 星を継ぐもの(Inherit the Stars):1981年第12回星雲賞海外長編賞受賞
o 1978年05月 ガニメデの優しい巨人(The Gentle Giants of Ganymede)
o 1981年06月 巨人たちの星(Giants’ Star)
o 1991年10月 内なる宇宙(Entoverse):1994年第25回星雲賞海外長編賞受賞
o 2005年01月 Mission to Minerva
The Two Moons : 第一作と第二作の合本
The Two Worlds : 第三作と第四作の合本
◆「ライフメーカー」シリーズ
o 1983年06月 造物主(ライフメーカー)の掟(Code of the Lifemaker)
o 1995年02月 造物主(ライフメーカー)の選択(The Immortality Option)
◆クロニア人が登場する三部作構想(絶筆)
o 1999年06月 揺籃の星 (Cradle of Saturn)
o 2003年06月 黎明の星 (The Anguished Dawn)
※出典:Wikipedia
【星雲賞受賞作】 月面調査員が真紅の宇宙服をまとった死体を発見した。綿密な調査の結果、この死体は何と死後五万年を経過していることがわかった。果たして現生人類とのつながりはいかなるものなのか。やがて木星の衛星ガニメデで地球のものではない宇宙船の残骸が発見された……。ハードSFの新星が一世を風靡した出世作。 |
木星の衛星ガニメデで発見された異星の宇宙船は二千五百万年前のものと推定された。ハント、ダンチェッカーら調査隊の科学者たちは、初めて見る異星人の進歩した技術の所産に驚きを禁じ得ない。そのとき、宇宙の一角からガニメデ目指して接近する物体があった。遥か昔に飛びたったガニメアンの宇宙船が故郷に戻って来たのだ。 |
冥王星の彼方から届く〈巨人たちの星〉のガニメアンからの通信は、地球人の言葉で、データ伝送コードで送られてきている。 ということは、この地球がどこからか監視されているに違いない…… それも、もうかなり以前から!! 前2作で提示された謎のすべてが見事に解き明かされる。 《巨人たちの星》シリーズ第3部 |
【星雲賞受賞作】 【上】架空戦争に敗れた惑星ジェヴレン。その全土を運営する超電子頭脳ジェヴェックスは、一方で人々を架空世界浸けにし、政治宗教団体の乱立を助長していた。一指導者による惑星規模のプロジェクトが密かに進行するなか、困窮した行政側は、地球の旧き友、ハント博士とダンチェッカー教授に助力を求めるが。《巨人たちの星》シリーズ第4部。 【下】ある日突然人格が他者のものとすり替わってしまう―いたるところで奇異な現象が多発するジェヴレン社会に、ハント博士らは直面した。人格変容の起こった者はアヤトラと呼ばれ、新興宗教の活動家となるか、発狂してしまう。だがそれは精神異常の類ではない。人格はコンピュータ・ネットワークを通じて別の宇宙から送り込まれてくるという。ジェヴレンを狙う“内宇宙”とは何か。 |