8.1 クラスとオブジェクト | 8.4 クラスの継承 | ||
クラスとは/オブジェクトとは | クラスを継承して派生クラスを定義する/インターフェイスを利用する | ||
8.2 クラスの利用 | 8.5 プログラムにチャレンジ | ||
クラスからオブジェクトを作成する/プロパティやメソッドを利用する/共有メンバーを利用する | フェイスチャートを表示するプログラム/フォームのデザイン/クラスを定義する/プロパティを定義する/メソッドを定義する/イベントハンドラーの記述 | ||
8.3 クラスの作成 | |||
クラスを定義する/プロパティを定義する/メソッドを定義する/定義したクラスを利用する/共有メンバーを定義する |
人やモノについて「これはこういうものだ(概念)」というのを決めたものがクラス。
その実体のことをオブジェクトとかインスタンス(instance)と呼びます。
■あらかじめ用意されたクラスからオブジェクトを作成する
<例>乱数は、Randomクラスからオブジェクトを作成して、Nextメソッドにより取り出したものです。
まず、クラスからオブジェクトを作成するためには、オブジェクトを参照するための変数が必要です。この変数をrとして宣言します。
Dim r As Random--------------------------(1)
次に、Ramdomクラスのオブジェクトを作成します。
New Random()-----------------------------(2)
これをrに代入すれば、rがオブジェクトを参照するようになります。
r = New Random()-------------------------(3)
(1),(2),(3)を一行に書くと下記の様になります。
Dim r As Random = New Random()
<一般化>
Randomクラスのオブジェクトを参照する変数rを宣言し、新しく作成したRandomクラスのオブジェクトの参照を代入する
Dim 変数名 As クラス名 = New クラス名(引数)
オブジェクトのプロパティやメソッドは、そのオブジェクトを参照する変数名の後ろに「.」(ピリオド)で区切って書きます。なお、オブジェクトのプロパティやメソッドをまとめてメンバーと呼ぶこともあります。
<例>Randomクラスのオブジェクトを作成し、Nextメソッドを使って乱数を作成する
Dim i As Integer
Dim r As Random = New Random()
i = r.Next(10)